色はいらないけど軸がほしい

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仮面マトリョーシカ

「優秀な人」という括りに疑問を覚えたのは中学生の頃だった。先生から評価される人間が優秀なのか、友達から慕われる人間が優秀なのか。私はどちらでもなかったから「優秀な人」の仲間入りは出来なかったが、そもそも仲間入りしたいとも思わなかった。その所謂「優秀な人」に感心したことがなかったし、魅力を感じなかったから。

大学生になってからも「優秀な人」に出会わなかった。自分の中の解釈も定まっていないから見つかるわけがない。でも、就活を少しずつ始めて、さまざまな人と出会う中で優秀な人って本当にいるんだなと思った。

会社概要などで "我が社は優秀な人材を揃えています" という文字を見て、自分で言うなし!と思うのだけれど、変に謙虚になっても誰も志望しないよな。そして、実際に足を運んでイベントに参加すると、まずその場に集まる同期に圧倒される。そして、就活を終えた先輩や、企業の方。周りにいる人が凄い経歴を持っている人ばかりで眩暈がする。

でも、患っている場合ではないのだ。最終的にはその人たちに勝たないといけないが、その前に私はまだ武器すら持っていない。まだ選んでいる段階だ。武器選び、進む道、戦う相手。選択の幅は無限大で困ってしまうが、ここが一番肝心だ。面接や面談でフルボッコにされる毎日だが、全て意味のあるフルボッコだと捉えている。今やるべきことを順序よく。頑張れ。

最近就活を始めた友達が「諦めは大事だよ」なんて言ってたけど、お前がプライド高いだけだ。同じにすんな。まあでも、人間には優しくね。「ウンウン」言ってればいいのよ。うんうん。

さあ学校行こか。今日もいい天気です。