制御
あの腹の底から湧き上がってくる言葉で表現しにくい恐怖感は突然やってくる。それとうまく付き合っていくには、その現象を消すことを目標にするのではなく、紛らわすことを目標にした方が気が楽だ。
それが持続されているときはどうにか色々やってみるしかないが、消えかけているときが一番恐ろしい。悍ましい。自分がどう対処しようとしていたか忘れてしまっているからだ。そして、それが数分前の私だ。
自分はなんだかんだ乗り越えてきた、まずそう言い聞かせよう。大丈夫だと。次に、頭だけではなく手や足なんでもいいから体を動かしてみよう。そうだそうだ。それからどうやってたっけなあ。
なぜ最近消えかけていたんだろう。朝、苦しくなかったのだろう。まあ、それはわかりきっていることだ。でも、前にも書いた通り過大に頼ってはいけない。お守りの効果は永遠ではない。お守りを多方面で増やしていけ。音楽を聞く、本を読む、人に会う、美味しいものを食べる、文章を書く。もっと。恐怖に怯えている暇はない、やりたいことは山盛りだ。
と、思ってたら元に戻った。大丈夫。