色はいらないけど軸がほしい

音楽、本、映画、人、言葉、時間その他諸々

スローモーション

以前、台湾に行ったお土産でタピオカを貰った。貰った時にお礼を言ったけれど、自分で作って食べた感想は機会を逃してしまって言うことができていなかった。だから今度一緒にタピオカを飲んで、その時にお土産のタピオカが美味しかったことを言おうと決めていた。ちゃんと言うことができてよかった。

 

タピオカをテイクアウトして夜ご飯のお店まで飲みながらゆっくり歩いた。私のバイト先に向かう道を通った。お金貯めるの苦手だけど、目的無しにバイト頑張っていると言ったら、将来の自分の家の資金にしようなんて言って、そっから働き始めたら何処に住みたいかあーだこーだ討論し始めた。少し田舎感が欲しいよねと合意。学校卒業しても会いたいなとぼんやり思った。バイト帰りの疲労感が染み込まれた道に新たな味が加えられた。これからのバイト帰りが少し楽しみになった。

その日もいろんな話をした。音楽、小説、食べ物、ファッション、研究室、同窓会、旅行、将来のことなどなど本当にいろんな話ができた。お互いアホだから風邪ひかないね〜ってしょうもないことから幸福論についてまで。あと、今までしたことなかった話もできてよかった。

似ているんじゃなくて似てきたんだと思う。合わせてるんじゃなくて合わさってきたんだと思う。

この人がいなきゃ生きていけないわけではないけど、この人がいるかいないで私は変わってくる。この人がいても世界は変わらないかもしれないけど、この人がいる世界は私の明日を少し輝かせている。

確実に力になっているよ。

よく噛んで食べなさい

いつも通り友達とお昼ご飯を食べていた時の話。

「ホッピーさん(私)って素の味を大事にするよね」と突然友達に言われた。

ん?素の味ってなんじゃ・・・と思った。その日の私のお昼ご飯は、鮭おにぎりと塩おにぎりとコーヒーゼリーだった。

「おにぎり買うのはわかるけど、塩おにぎり選ぶ人いる?しかも、そのお供も鮭ってシンプル〜」と。

いや、塩おにぎりに失礼だわ、序でにされた鮭にも。売られているんだからある程度の需要はあるのだろう。でも、確かに自分以外で塩おにぎりを好んで選ぶ人を見たことがない。

私は単に塩が好きってのもあるけれど、おにぎりの具材があまり好きではないという理由で塩おにぎりを選ぶことが多い。おにぎりの定番の具材といえば、昆布、梅、おかかなどが挙げられるが、どれも苦手である。コンビニで売っているツナマヨも少し苦手なので、そうなると大体塩おにぎりと鮭おにぎりの組み合わせとなってしまう。ちなみに最近はしなしなの海苔で包まれているおにぎりが好きで、ファミリーマートにはパリパリのおにぎりとしなしなのおにぎりの両方が売られているので愛用している。

パンよりごはん派である私は、昔からおむすびが好きだ。祖母に巻いてもらう海苔巻きが一番ということは昔から変わらない。巻いてもらった海苔巻きをポイポイ口に突っ込んでいた私を未だに思い出すことができる。私にとっての天使は永遠に祖母である。

 

「愛されて育ったのがよくわかる」と二人から言われたことがある。全く別場面で。その言葉を言われた時は、あーわがままだからかなと思っていた。それもあるかもしれない。でも、ちょっと違うことも関係していることに気が付いた。

私は家族とのエピソードや、自分の幼少期の出来事をよく話す気がする。誰しもそういう微笑ましい話があることを前提に小さい頃の話をしていた。でも、みんながそうではないんだよな。わかってはいたけど。私は自分のアホな話をアホだなと思ってほしくて話していても、そこの部分ではない部分を過大にピックアップする人もいる。変に気を使うのも違うかもしれないけれど、相手の境遇や背景に何があっても害が及ばない話がしたいと思う。今更だけど本当に自分が自由というか自分勝手に生きてきたことを実感する。

でも、何より笑いながら小さい時の話をすることができることをありがたく思った。幸せは辛さよりも気がつくことができない。小さい幸せは小さい辛さのようにたくさん転がっているはずなのに人間はどうしても辛さに目を向けがちだ。だから私は目一杯その小さい幸せを感じたいと思って、いろんなことを幸せだと変換し始めている。それを基準を下げているというのならばそれでいいや。気付けないよりはいい。

楽しそうに見えるならそれでいいし、能天気に見えるならそれでいい。あなたを苦しめていないならそれでいいのです。

 

彗星

一時期、見た夢の内容をノートに書いていた。

ほっこりはんが以前、見た夢や人と話した会話をメモってたと言ってたのをきっかけに始めた試みだった。その時は怖い夢だったり、悲しい夢だったりとあまりいい夢を見ていない時期だった。

書き続けてみると不思議なことがわかった。現実では見たことがない場所なのに、夢の中では2回訪れている場所があった。それをほっこりはんに言ったら、もっと前から夢で訪れてるかもしれないね〜なんて言ってたけど、そこはどこなんだろう。駄菓子屋さんみたいなこじんまりとした雰囲気で、少し屋台が立ち並ぶ場所。活気はあるとは言えないが、古びている感じはない。通り道が狭くて、壁は竹や笹で出来ていて和風。

2回目に訪れたのが去年の9月。それからは見ていない。最近は夢を書いていないし、前より意識していない。でも、朝起きた時に割といい夢を見た感覚が残っている。あまりいい夢を見ていなかった時期は、夢くらいいい夢見させてよと思っていたが、いい夢を見ていると現実とのギャップにやられそうだ。現実が悪いってわけではないんだけれども。

来月ほっこりはんに会えると思うから、タピオカ飲みながら最近どんな夢を見ているのか聞いてみよう。

2019

前回のブログで「来年の抱負は大晦日に書こう」と宣言していたが、大晦日はいつの間にか過ぎ去り、そして今月は既に半分が終わっていた。

1年という期間は、生き急いでいても構えていても毎回こんな感じで迎えられ、送られる。少し有難かったりする。人生の過程ということには変わりないのに、1年という区切りがあるおかげで心構えや気持ちを切り替えることができる。

でも、”今年は◯◯な年にしたい!”だけではなく、”明日は◯◯な日にしたい!”と短期的な目標を掲げることも大切である、と思ったので気が向いたら毎日小さな目標を掲げることにしよう。

 

昨年は「自分を自分で守る」ことを目標にしていた。いろんな人に迷惑かけたかもしれないし、ぐるぐるぐるぐる渦の中にいたりもしたけど、試行錯誤できた年だった。だから、今年は「自分をいじめる」年にしようと思ってたんだけど、無理しなくていいかなって思い始めた。音楽聴いて、映画観て、人に会って、美味しいもの食べて、綺麗な景色見て、穏やかに過ごせたらいいなと思います。笑顔で!!

 

こんにちは、2019年

 

2018

本当に今年が終わりそうだ。すぐそこまで迫ってきた。待ってよ。早いよ。

チラッと振り返ってみようかな。

 

1月

酒癖悪い奴認定。後日友達に謝罪。週一映画生活。簿記。ライブ。学校の試験のやる気ゼロ。成績急下降。

 

2月

春休み。週一映画生活慣れてきた。ライブ。大体一日に二つは用事。沢山友達に会う。傷ついたりもする。無理。お酒。簿記の試験合格。

 

3月

まだ春休み。免許合宿。旅行の準備が苦手。携帯紛失。お酒。自然との戯れ。道で転げ落ちる。街灯が少ない。星が綺麗で涙が溢れる。実技ギリ合格。教習の先生にお世話になる。無事ライブ。大吉。

 

4月

始業。新たな出会い。刺激。お酒。疲労。免許の筆記試験に受からない。3回目ダメージ大。涙の帰路。ライブ。

 

5月

やっとのことで免許取得。先輩と山登り。温泉。友達の舞台。友達の存在。色とりどりのお花。血迷い。ライブ。

 

6月

会う人が固定されてる。悩む。悩む。どうしようもない。頑張ろうとする。頑張れない。頑張りたい。簿記再び。幻。お花。自転車。友達の演奏会。辛いもの。少し友達。

 

7月

ライブ。友達のダンス。久しぶりの友達。大人だ。フェス。やはり学校の試験のやる気ほぼゼロ。突然。苦しい。動く。新たな出会い。助けられる。言葉を貰う。感謝。楽しい。楽しい。映画。

 

8月

夏休み。楽しい。不安。お盆休み。回顧。友達の価値観。花火を観る。電話。簿記レベルアップ。髪きってネイル変えて。花火を選ぶ。花火をする。ソラニン。ホッピー。傘。楽しい。

 

9月

まだ夏休み。法事。南無。お寿司。贅沢な悩み。激辛に敗北。父親と旅。ワンピースでポールを飛び越えられない。お互いが素直になれる瞬間がない。友達の誕生日。言葉。

 

10月

始業。ライブ。何が正解。休憩。人に会いたくない。どうか一人にさせてくれ。楽。本。映画。実験協力。質の良い睡眠がとれる。回復。心。前撮り。

 

11月

携帯破損。進路。友達が前の自分。新しい出会い。多様性。ライブ。確実に友達と言える友達。感謝。やはり進路。

 

12月

それもまた友達。紅葉。空気が澄んでいる。京都への憧れは今も。簿記の試験不合格。ライブ。それが忘年会。フェス。割引券で映画。ディズニーシー。極寒。楽しい。友達の悩み。冬休み。ケーキ。ライブ。

 

今までで一番好きな年になった。そんな気がしている。でも、何となく意味を持たせようとしている感じもあるな。来年の抱負は大晦日に書こうと思う。

備忘録

ヒグチアイの「備忘録」という曲がある。

ある朝、歯磨きをしながらこの曲を聴いていて心を射止められた。その歌詞の一部をご紹介します。

 

矛盾だけが 風を吹かせます

はい。ここの空気感結構好き。切り替え地点。こっから訴えていくよっていう。

 

理由つけて諦めて自分騙してたんだ

なにも始めてない なにもやり遂げてないよな

一人になって気づく 孤独と夢はいつも共にあった

孤独が共にあるって表現いいなあと思った。捻くれ感と強さを感じる。

 

もう全部捨てた

全てを捨てたつもりで全てのおかげさま

背負わずとも背中を押す無数の手のひら

この曲で一番好きな「全てを捨てたつもりで全てのおかげさま」を含む箇所。最高だよな。そう思える人間になりたいと思った。感謝の心。

 

どうか自分よ 忘れるな

ラスト。二回繰り返すんですよね。同じ言葉なのに一回目と二回目で全然違う気持ちになる。忘れるなよ、お前。

 

これ歯磨きしながら聴く曲じゃないな(笑)

今日も元気よくいこう。

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白昼夢から目醒めて

「やりたい(want to do)」と「やらなければいけない(have to do)」のパフォーマンス力には大きな差があり、且つ後者のパフォーマンスは最低限度のものになるということを知った。

「やらなければいけない」を「やりたい」に変えることは難しいことかもしれないけれど、「やらなければいけない」の先に「やりたい」があると思うことで「やらなければいけない」のパフォーマンス力は向上するのではないかと思った。

 

そもそも、「やらなければいけない」の先に「やりたい」はあるのだろうか。これをしっかり考えてから行動することは重要であると思う。私は深いことを考えず、というか何も考えず行動することが多い。行動力があると言われるが、裏目に出てることにも気付いた。「やりたい」がないことに向かって「やらなければいけない」をやっていてもなかなかモチベーションに繋がらない。

そして、「やりたい」が何かを探すためには "調べる" ことが必須である。これを念入りに行うか否かで、チャンスとの遭遇率を変化させていると思う。これから沢山の選択をしていく上で、怠らないようにしたい。